鈴鹿10座エコツアーガイドクラブとは

 鈴鹿10座エコツアーガイドクラブは、東近江市エコツーリズム推進協議会が実施する「鈴鹿10座エコツーリズムガイド養成講座」を受講し、ガイドと認定された者で構成されるクラブです。

 活動拠点を道の駅・奥永源寺渓流の里のビジターセンターとし、鈴鹿10座についての相談/案内、登山道の巡視/整備、動植物の保護、等も行っています。


満足していただけるツアーを目指して

 

 鈴鹿10座エコツアーガイドクラブは、2022年度「一般社団法人」として再スタートしました。これまで以上に責任の重さを感じ、気の引き締まる思いです。そんな時、北海道の知床沖で観光船沈没事故のニュースが飛び込んできました。原因は船長が「知床の海に精通していなかった」と報道されていました。私たちも鈴鹿の山をフィールドにしていきますので、「山」に対する知識と技術を身につければいけません。また、四季折々に変化する自然環境にも対応が必要です。春に咲く花、秋に咲く花、木々も新緑から紅葉、落ち葉まで、同じ場所でも景色が全く異なり道迷いの原因にもなります。ツアー参加の皆様は、ピークハントが目標の方だけではなく、花や歴史・文化等にも興味を持っておられます。様々なニーズに応えられるよう、今までの募集型ツアーだけでなく、受注型のツアーも実施しておりますのでお気軽にお問合せください。素晴らしい鈴鹿の自然を多くの人に楽しんでいただけるよう努力していきたいと思います。特にガイディングの時は登山道や周囲の状況を充分に把握して、安全第一をモットーにしていきます。

 

理事長 今井康太朗

(当クラブ広報 「鈴鹿10座」 第8号 令和4年9月発行より抜粋)


第二の飛躍のために

 鈴鹿10座エコツアーガイドクラブが、結成され4年目を迎えます。市は、住民との協働による環境保全や地域の活性化、次世代への価値の継続・発展等を目指すエコツーリズムの推進を目指し、その一環として鈴鹿10座エコツーリズムガイド養成講座を実施されそれを受講して私達はガイドの認定を戴き、そしてガイドクラブを立ち上げ市制定「鈴鹿10座の保全・活用プラン」実現にむけ、様々な事業活動に取り組んでいます。市から委託の保全、整備作業については、メンバーで論議し試行錯誤を重ね実行しています。自主的なエコツアーも毎年数回実施し、ツアー企画やガイド技量向上への自主研修もしております。

 昨年には、2回目のガイド養成講座を開き新たに10名の新ガイドが誕生しました。クラブ員は、一期生と併せて23名になり、今新たな活動への試作とそれに対応したシステム改革を進めています。現在準備中ですが、今までの募集型ツアーだけでなく、登山する人が主体となりガイドを注文される受注型ツアーもご提案し、関連してツアー受付業務の効率化や、10座登山に関連したグッズの開発・販売等、新事業の展開を考えています。

 私達の活動は、エコツーリズムの推進が基本的なポジションですが、その中でも鈴鹿10座エリアの魅力をどのように次世代へ引き継いで地域の活性化に繋いでいくかが課題であると思います。一回り大きくなったガイドクラブが第二の発展へ進むために、地域住民の皆様や登山者の方々と良い形でコラボしていきたいと思っております。

 

副理事長 加藤紳一朗

(当クラブ広報「鈴鹿10座」第6号 令和3年8月発行より抜粋)


鈴鹿10座の環境を整備し、その魅力を伝える


●整備事業

 登山道整備/環境整備

 

天狗堂登山道整備
天狗堂登山道整備

●保全事業

 植生の保全/生態系環境の保全

 

八風峠のシロヤシオの保全作業
八風峠のシロヤシオの保全作業

●巡視事業

  鈴鹿10座の現状を把握し、必要な手入れを確認する。

藤原岳登山道の巡視
藤原岳登山道の巡視


●相談事業

 鈴鹿10座ビジターセンターにて普及啓発に取り組む

鈴鹿10座ビジターセンター
鈴鹿10座ビジターセンター

●調査事業
 鈴鹿10座の現状を調査し、10座のこれからを考える。

登山口の駐車状況調査
登山口の駐車状況調査

●企画事業
 鈴鹿10座を活用したエコツアーの企画等に取り組む。

千草街道でのガイド
千草街道でのガイド